請負契約書と物品売買契約書

ペンギン  「今回から数回に分けて請負契約書について説明していきます。」


ひよこ  「請負契約書自体は収入印紙が必要ですよね?」
ペンギン  「うん。請負契約書は2号文書だからね。」 
ひよこ  「じゃぁ何で何回もに分けて説明するんですか?」
ペンギン  「実は、何をもって請負と考えるかということがとても難しいんだ。」
ひよこ  「そうなんだ。でも請負ってお願いします→分かりましたっていう契約でしょ?」
ペンギン  「そうなんだけど、そう簡単には判断できない場合も多いんだ。税務署の判断が分かれる時も良くあるしね。」
ひよこ  「で先生、今回の請負契約書と物品売買契約書ってどういう意味ですか?」

ペンギン  「具体例で説明した方がわかりやすいかな。例えばケーキ屋さんに、いつも売っているショートケーキを作ってもらうことにしました。この契約は請負契約ですか?」
ひよこ  「作って下さいっていう契約だから、請負契約じゃないんですか?」
ペンギン  「実は違うんだ。この場合は、いつも作っているショートケーキを買う契約と変わらないので、物品売買契約書になります。なので収入印紙はいりません。」
ひよこ  「そう言われると、そうかなぁ。」
ペンギン  「じゃぁ、いつも作って売っているショートケーキじゃなくて、お誕生日ケーキを特別に作ってもらう契約はどう判断しますか?」
ひよこ  「作ってもらって買うんだから物品売買契約書・・・かな?」
ペンギン  「残念。この場合は請負と判断されることが多いようです。」
ひよこ  「え?。どうしてですか?」

ペンギン  「注文をしてくれた人のために特別なケーキを作るという行為が請負と判断されるみたいですよ。」
ひよこ  「わかったようなわからないような・・・」
ペンギン  「ははは。そうだね。でもこの情報が頭の片隅にあれば、なるべく物品売買契約書っぽい契約内容になるように契約書を作れば、収入印紙はかかりにくくなるよ。」
ひよこ  「今回は難しかったなぁ。いろんな状況によって判断が分かれそうだね.。」
ペンギン  「うん。実務的には取引内容をよく検討して判断していくという事になるかな。長くなったけど、今回はこの辺で。」
ひよこ  「次は何ですか?」
ペンギン  「次は請負契約と委任契約を説明する予定です。」
ひよこ  「次も読んでね♪」

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